沖縄出身の女性ラッパーAwich(エイウィッチ)さんが、日本の音楽シーンで注目を集めています。
彼女の経歴は、沖縄からアメリカ、そして日本武道館まで、まさに波乱万丈の人生そのものです。
今回は、Awichさんの経歴を詳しく紹介し、彼女がどのようにして日本を代表するラッパーになったのかを探っていきます。
Awichさんの経歴 沖縄での幼少期と音楽との出会い
出典:@awich098・Instagram
Awichさんこと浦崎亜希子さんは、1986年12月16日に沖縄県那覇市で生まれました。
彼女の幼少期は、アメリカ文化の影響を強く受けた環境で過ごしました。
小学4年生の頃から米軍基地内の英会話教室に通い始め、ここで生きた英語を学びました。
この経験が後の彼女の音楽活動に大きな影響を与えることになります。
レンタルショップで出会った2パックでヒップホップに開眼。
出典:UNIVERSAL MUSIC JAPAN
13歳か14歳の頃、Awichさんは2パックのアルバム『All Eyes On Me』に出会います。
この出会いが彼女のヒップホップへの目覚めとなり、音楽への情熱を掻き立てました。
高校時代には、アメリカのミズーリ州への留学を経験。
この経験が彼女の視野を広げ、後のアメリカでの生活の基盤となりました。
アメリカでの経験と音楽活動
出典:@awich098・Instagram
2006年、Awichさんは自身初のEPアルバム『Inner Research』でデビューを果たします。
同時期に、ビジネスを学ぶためにアメリカのアトランタに渡りました。
2006年にEP『Inner Research』でデビュー。
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2007年には2枚目のアルバム『Asian Wish Child』をリリース。
その翌年、21歳でアメリカ人男性と結婚し、長女Toyomiさんを出産しました。
アメリカでの生活中、Awichさんはインディアナポリス大学で起業学とマーケティング学を学び、卒業しています。
この経験は、後の彼女の音楽活動やビジネス展開に大きく活かされることになります。
しかし2011年、Awichさんの人生に大きな転機が訪れます。
夫が事件に巻き込まれ銃弾を受けて亡くなるという壮絶な経験をしたのです。
日本へ帰国 音楽活動の再開と成功
出典:@awich098・Instagram
夫との死別後、Awichさんは娘と共に沖縄に帰郷し、本格的な音楽活動を再開しました。
2017年、彼女はヒップホップクルーYENTOWNに所属。
同年、Chaki Zuluさん全面プロデュースによるアルバム『8』をリリースし、注目を集めます。
2017年8月、Chaki Zuluの全面プロデュースによる10年ぶりのフルアルバム『8』(読み:エイト)をリリース。
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2020年、Awichさんはユニバーサルミュージックよりメジャーデビューを果たします。
そして2022年3月、ついに日本武道館での「Welcome to the Queendom」公演を成功させるのです。
音楽活動だけでなく、Awichさんは映画『永遠の1分。』で主題歌とヒロイン役を担当し、劇映画初出演も果たしています。
さらに、故郷・沖縄の役に立とうと制作会社「CIPHER CITY」を設立し、幅広い分野で活躍しています。
まとめ
Awichさんの経歴は、まさに波乱万丈そのものです。
沖縄での幼少期、アメリカでの留学と結婚、そして壮絶な経験を乗り越えての日本での成功。
彼女の人生は、多くの困難を乗り越えて夢を実現させた感動的なストーリーといえるでしょう。
Awichさんの音楽には、自身の実体験に基づいた力強いメッセージが込められています。
それが多くの人々の心を動かし、日本を代表するラッパーとしての地位を確立させたのです。
今後も彼女の活動から目が離せません。
Awichさんの音楽と生き方は、私たちに勇気と希望を与え続けるでしょう。
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