芸人として知られる千原せいじさんが、2024年5月2日に天台宗の得度式を受け、「千原靖賢和尚」として僧侶になりました。
なぜ54歳にして突然の転身を決意したのでしょうか?
今回は、千原せいじさんが僧侶になった理由と、その背景にある思いについて詳しくお伝えします。
また、今後の活動計画についても触れていきますので、ぜひ最後までお読みください。
千原せいじが僧侶になった経緯
出典:chiharaseiji・Instagram
千原せいじさんの僧侶への転身は、突然の決断ではありませんでした。
複数の出来事が重なり、徐々に僧侶になることを考えるようになったのです。
その経緯を時系列で見ていきましょう。
1. 映画の仕事で千葉の田舎方面に通う日々
せいじさんは、ある映画の仕事で2〜3カ月間、毎日片道100キロを運転して千葉の田舎方面に通っていました。
この通勤中、道端で車に轢かれて亡くなった動物の死骸を何度も目撃し、心を痛めていたそうです。
2. 友人のペットの墓問題
ある友人がペットを亡くし、先祖代々のお墓に一緒に入れたいと希望したものの、お寺の意向や親族の反対で叶わなかったという話を聞きました。
この出来事が、せいじさんの心に強く残ったようです。
「仏教の言葉で“畜生道”という言葉があって、動物は畜生道を歩むから、あの世で人間と会うことはない」ということを知り「それはちょっとかわいそうすぎひんか?」と語った。
出典:スポニチ
3. 仏教の「畜生道」への疑問
仏教の教えを学ぶ中で、動物は「畜生」と分類され、死後の世界では「畜生道」を歩むため人間と再会できないということを知りました。
せいじさんは、「なんぼペットを可愛がってても、あの世に行ってから一緒に過ごせるものだと思っていたら、過ごされへん」と強い疑問を抱きました。
4. 知人からの誘い
そんな思いを抱えていたタイミングで、寺を持つ知人から「坊さんに興味ある?」という電話がかかってきました。
この知人に「お前がお坊さんになってペットと一緒に墓に入れるようなことをせいや」と勧められたことが、決定的なきっかけとなったのです。
千原せいじの僧侶への転身理由
出典:chiharaseiji・Instagram
これらの経緯を踏まえ、千原せいじさんが僧侶になった主な理由をまとめると、以下のようになります。
1. 動物への深い思いと共感
道路で亡くなった動物たちの姿を見て、強い衝撃を受けたせいじさん。
動物の命の尊さと、人間社会との関わりについて深く考えるようになりました。
2. ペットと飼い主の絆を大切にしたい
友人のペットの墓問題を聞き、人間とペットの強い絆を死後も続けられるようにしたいという思いが芽生えました。
3. 仏教の教えへの疑問と新たな解釈
「畜生道」の概念に疑問を持ち、動物も人間と同じように扱われるべきだという考えに至りました。
4. 社会に貢献する新たな道
芸人としての活動に加え、僧侶として動物と人間の関係性に新たな価値を見出す活動に取り組みたいと考えました。
これらの理由が重なり、せいじさんは「動物専門の僧侶」として活動することを決意したのです。
千原せいじの僧侶としての今後の活動
出典:chiharaseiji・Instagram
千原せいじさんは、僧侶としてどのような活動を計画しているのでしょうか。
現在明らかになっている今後の活動計画をご紹介します。
1. 動物専用の供養
せいじさんは、お経をあげることによって動物を仏として送り、「畜生道じゃなくて、人間と一緒にあの世で過ごせるようにする」ことを目指しています。
2. お寺の建立
将来的には、動物の供養を専門に行うお寺を建立する計画があるそうです。
3. 動物専用霊園の建設
動物と人間が一緒に眠れる専用の霊園を建設することも検討中とのことです。
4. 芸人活動との両立
せいじさんは、これまでの芸人としての活動も続けながら、僧侶としての役割も担っていく意向を示しています。
54歳という年齢で全く新しい世界に飛び込む挑戦として、この決断を「面白い」と表現しているせいじさん。
今後、芸人と僧侶という二つの顔を持つ活動がどのように展開していくのか、注目が集まっています。
まとめ
今回は、千原せいじさんが僧侶になった理由と今後の活動計画についてお伝えしました。
主な内容を簡単にまとめると
- 動物への深い思いと共感が転身の大きなきっかけに
- ペットと飼い主の絆を大切にしたいという願い
- 仏教の教えへの疑問から生まれた新たな解釈
- 「動物専門の僧侶」として、動物の供養や専用のお寺建立を計画
- 芸人活動と僧侶の役割を両立させる意向
千原せいじさんの新たな挑戦は、動物と人間の関係性に新しい価値観をもたらす可能性を秘めています。
今後の活動がどのように展開していくのか、大きな注目を集めそうです。
せいじさんの僧侶としての活躍に、これからも期待が高まりますね。
コメント